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「時間とは何か、空間とは何か、人間は一体何者なのか」・・・138億年前の宇宙の誕生から、46億年前の地球の誕生、800万年~500万年前の最古の人類の出現を手掛かりに

2018-02-19

本稿では、読者の皆さんと共に、宇宙物理学・宇宙科学を出発点として、学際的に、「時間とは何か、空間とは何か、人間は一体何者なのか」という“人間存在に於ける根本問題”について考えていきたい。

1948年、ジョージ・ガモフ(George Gamow, 1904-1968))は、”big-bang theory”(ビッグバン宇宙論)の基礎理論を発表。現在の科学は、ビッグバン宇宙論では、宇宙の誕生は、138億年前のビッグバン(大爆発)をその起源とするが、これを科学として最初に提唱した学者がガモフである。ガモフは、ウクライナ出身の理論物理学者。1934年にアメリカに移り、ジョージ・ワシントン大学、及び、コロラド大学で研究・教育に従事し、原子核物理学の発展に寄与した学者である。

宇宙物理学では、宇宙は、時間・空間・物質エネルギーもない無の状態から、所謂、「プランク時間」と呼ばれる『一瞬』のうちに起こったものとされる。この「プランク時間」は、通常の物理法則で成り立つものではなく、『この一瞬』は『“超越的”一瞬』(“transcendental” moment)である。プランク時間は、1秒の1000兆×1000兆×100兆分の1秒という如き、『“超越的”一瞬』である。

ビッグバン理論に於いては、宇宙は、138億年前、時間・空間・物質エネルギーのない「無」の状態からプランク時間が起こり、一瞬にして加速膨張。超越的高温・超越的高密度の中で膨大なる素粒子が発生。その後、クオークが結合して陽子・中性子が生成(温度は1兆度)、陽子と中性子が結合すると、水素・ヘリウムの原子核が生成(温度は10億度)。38万年後、空間に於いて光が直進(温度は3000度)。10億年後には、銀河や惑星が形成され始めた。宇宙空間に於いて、銀河は、2000億から4000億個以上あると推定され、太陽系(the solar system)がある銀河系には、2000個以上の星が存在。銀河系は、直径10万光年。銀河系の中心には”bulge”(楕円状に膨らんだ中心部)が存在し、このbulgeから太陽系まで2万5000光年の距離がある。

太陽系の中の「地球」(the earth)が誕生したのは46億年前。「人類」(humankind)が独自の系統性を歩み始めたのは800万年~500万年前。エチオピアで発見されたラミダス猿人は、類人猿とは異なる「猿人」(Ape man)であり、この「猿人」の出現を、地球史最古の人類(の一形態)であると推察できる。170万年前にはアフリカに「原人」が出現。原人の脳容積は、1000cc程度であり、猿人の2倍である。原人が進化すると「旧人」が出現(40万年前)。その後、旧人が進化して「新人」(現生人類)が出現。アフリカで発見された新人(Homo sapiens sapiens)は6万~5万年前に出現。顔の形、骨格等、現代の人間とほとんど変わりはない。1万年前には、更新世(氷期と間氷期)の終焉を向え、地球は温暖になり、完新世(地質的現代)に突入。地球上の氷河が減少し、陸地は、現在の地球とほぼ同じ状態となった。

英語音声講義

⇒ reason supernaturally given to human beings(英語音声講義)

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