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読み物カテゴリ: ‘哲学詩’

終わりの意味

2013-09-23

終わりの意味

終わりには意味がある
物事が終わると、
それと同時に、また、新しい何かが始まる

だが、新しい始まりもまた、
いずれは終わる運命にある

そもそも、人は皆、この世に生まれても、
いずれは死に至る運命にある
いわば、人は、死に至るために生まれてくるようなものだ

よく考えてみると、
人は、必要な分だけ食べて、必要な分だけ善く生きればそれでよいはずだ
だが、実際、東でも西でも、それだけで満足する人はまずいない

人は本来、食べても食べても、
さらにまた、他人よりもより多く食べようと欲する貪欲さを持っている

この貪欲さこそが、
人を、人としての道から逸脱させ、
人が不幸の道を歩む源となっているのだ

私は今、心の奥底から叫ぶ
人は本来、必要な分だけ食べて、
必要な分だけ善く生きればよいのだ、と

終わりは必ず来る
だからこそ今である

不必要な欲は捨て去ろう
人は、今、必要なものが必要な分だけあれば、
今、幸せに生きることができるのだから

英語音声講義

哲学詩に内在する本質について英語で鑑賞することができます。

⇒ 終わりの意味(英語音声講義)

尊厳そのものに尊厳はない

2013-09-15

尊厳そのものに尊厳はない

生きるとは、喜び、悲しみ、快楽、辛苦、情愛、憎悪など、
様々な人間の情感が交じり合う”生の連続性”

生の連続性におけるその過程には、二つある

一つは、誰もが通りたいと切望する十分に整備された歩きやすい道
もう一つは、雑草が生い茂り、精を出して力いっぱい歩こうとしても、
そう易々とは前に進むことのできない暗黒荒野の道

人間は皆、この二つの道について、自分の尺度で捉え、解釈し、
理性的思考を介して自分の生き方を決めなければならない

私は今、腹の底から感じてならない
人間の”尊厳性の質”とは、
これら二つのうち、どちらを採るのかで決まるのだ、と

尊厳そのものに尊厳はない
真の意味での尊厳とは、一人ひとりの人間の生きる姿勢の中に、
意気揚々と輝きながら存在するものだ

英語音声講義

哲学詩に内在する本質について英語で鑑賞することができます。

⇒ 尊厳そのものに尊厳はない(英語音声講義)

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