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読み物カテゴリ: ‘哲学詩’

悲惨極まりない”文明の墓場”

2013-10-03

悲惨極まりない”文明の墓場”

わたしは今、自然の暗闇の中で蝋燭を灯し、静寂の夜を過ごす
一歩外に出ると、人工的なネオンと雑音で蔓延する”文明の墓場”がそこにある

文明社会は、一見すると、極めて理知的な空間の中において、
理性と理性が相互に交錯しているかのようにも見える

だが、わたしは、この現代社会においては、
文明それ自体が、”尊厳性ある理性的思考”を遠ざける源流と化してしまっているように思えてならない

今、わたしは改めて思う
この文明社会は、人間の”純粋理性”に容赦なく”毒”を塗っている、と

来る日も来る日も、文明の利器に溺れる人間の様相をこの目で見るわたしは今、
一人でも多くの人間が、この”毒された文明”から適度な距離を保ち、
純粋理性を介して、”より尊厳性のある思索”を試みることを願ってやまない

英語音声講義

読者の皆さん、毎日、朝から晩まで、スマートホン等の携帯端末に自分を支配されていませんか。「便利な道具」は確かに便利ですが、本来、道具は使うものです。道具に一日中支配されてしまったら、「一個の人間としてあるべき姿」を忘れてしまいます。道具は、適度に上手に使い、限りある時間を有意義に過ごしてください。

本日の英語音声講義は、「私たち人間は、この文明社会において「本質」(essence)を忘れないで生きていくためにはどうしたらよいのか」、生井利幸が具体例を述べながら講じています。

⇒ 悲惨極まりない”文明の墓場”(英語音声講義)

尊厳そのものに尊厳はない

2013-09-15

尊厳そのものに尊厳はない

生きるとは、喜び、悲しみ、快楽、辛苦、情愛、憎悪など、
様々な人間の情感が交じり合う”生の連続性”

生の連続性におけるその過程には、二つある

一つは、誰もが通りたいと切望する十分に整備された歩きやすい道
もう一つは、雑草が生い茂り、精を出して力いっぱい歩こうとしても、
そう易々とは前に進むことのできない暗黒荒野の道

人間は皆、この二つの道について、自分の尺度で捉え、解釈し、
理性的思考を介して自分の生き方を決めなければならない

私は今、腹の底から感じてならない
人間の”尊厳性の質”とは、
これら二つのうち、どちらを採るのかで決まるのだ、と

尊厳そのものに尊厳はない
真の意味での尊厳とは、一人ひとりの人間の生きる姿勢の中に、
意気揚々と輝きながら存在するものだ

英語音声講義

哲学詩に内在する本質について英語で鑑賞することができます。

⇒ 尊厳そのものに尊厳はない(英語音声講義)

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